ついに病院へ
雨が降っていて、肌寒い日だった
本来は私は外出禁止だが、主人に運転してもらうこと。できるだけ座ってることを条件についていった。
そもそも、ももは私が独身時代から飼っている子で、普段のお世話も私。
主人の抱っこはももが嫌がる。
食べているもの出している量正確にわかるのは私だけだったので、多少の無理はせざる得ない。
キャリーケースを毛布でくるみ、車の暖房の温度を高めにして出発した
ももは踏ん張る力がでないらしく、車が揺れると、そこまで広くないキャリーケースでよろけてしまうので背中に手を当て支えながら行った。
引っ越してきたばかりだったので
当然初めての病院、初めての先生
待ち合い室には犬がいたが、とてもおとなしく吠えることもなかったので、ももも怯えている様子はなく安心した。
問診票を書いて、体重をはかる。
2.1キロだった。
少し待っていると、すぐ呼ばれた。
診察台にのせて、ももの診察が始まる。
先生が、腫れている耳を見て、びっくりしていた。
こんな状態ではみたことがない、と。
全体的に厚く腫れている。そして固い。
膿がたまっているのか…?
チェックしてくださっていると
耳の中から黄色の細い棒状のものがひょろっと出ていた。
内臓的な何かがでてしまってるのかと思いぞっとした。先生は、不思議そうにそれをピンセットでつまんでとった。なんだかわからないようでしげしげ見る。
私はそれに似たものに見覚えがあった。
もしかしたら、昨夜あげた細切りドライパパイヤかも、と。
取り敢えずそれの正体はそういうことにして診察を続けた。
耳の外側、根元付近にカサブタを見つけた。
私は痛そうで触れなかったので気付けなかった。
ここのカサブタの傷から感染して腫れているのか、
腫れ上がった耳から膿が出ようと、ここに穴が空いたのか。
先生がピンセットでカサブタをはぐ。
とても痛そうで見てるのが辛かったが、ももは平気そうにしていた。
少しカサブタをはがしたが、膿はでてこない。
うさぎの膿は人間と違って、流れないそうだ。
チーズのようにドロドロしていて、膿があるところに穴を開けても、押してあげなければ出ない。
カサブタあたりを軽く押しても、出てこず、切開の可能性を示唆された。
私は外耳炎を疑っていたが、どうやら違うようだ。
先生は耳血腫を疑っていたようだが、ちがうらしい。
耳血腫のようにぷにぷにしていない。耳全体が腫れている。
取り敢えず、抗生物質の注射で様子をみることに。
二本打って、次の日も来ることになった。
熱を測ったら40度だった。
この日の、病院代5500円ほど。
帰宅し、すぐケージに戻してあげた。
疲れたようで、すぐ寝ていた。
ちなみに私も調子を崩し、吐いた。